フィルター
日経平均株価、年初来高値を更新 米ハイテク株高を好感し続伸
東京株式市場で日経平均株価が年初来高値を更新しました。前週末の米国市場でハイテク株が大幅高となったことを好感し、買い注文が先行。主力企業の業績改善期待や円安進行を背景に、投資家心理が大幅に改善しています。特に、半導体関連株や自動車株が上昇を牽引し、時価総額も過去最高を記録。市場関係者は「企業業績の回復基調が鮮明になってきた」と分析しています。
トヨタ自動車、第1四半期決算で営業利益15%増 通期予想も上方修正
トヨタ自動車は2025年3月期第1四半期決算を発表し、営業利益が前年同期比15%増の9,876億円となりました。円安の進行や北米市場での販売好調が寄与し、売上高も過去最高を更新。同社は通期の営業利益予想を従来の3兆2,000億円から3兆4,500億円に上方修正しました。豊田章男会長は「電動化への投資を加速しながらも、収益性の向上を実現できた」とコメント。
6月の鉱工業生産指数、前月比2.8%上昇 市場予想を大幅に上回る
経済産業省が発表した6月の鉱工業生産指数（速報値）は、前月比2.8%上昇し、市場予想の1.2%上昇を大幅に上回りました。自動車や電子部品・デバイスの生産が好調で、製造業の回復傾向が鮮明になっています。特に、半導体不足の解消により自動車生産が大幅に回復。経産省は「生産は持ち直しの動きが続いている」との基調判断を維持しました。
ソニーグループとマイクロソフト、AIゲーム開発で戦略的提携を発表
ソニーグループとマイクロソフトは、AIを活用したゲーム開発で戦略的提携を結ぶことを発表しました。両社の技術を融合させ、次世代ゲーム体験の創出を目指します。ソニーのPlayStationプラットフォームとマイクロソフトのAzure AIサービスを組み合わせ、よりリアルで没入感のあるゲーム体験を提供。この提携により、ゲーム業界の競争環境に大きな変化が予想されます。
米FRB、政策金利を0.25%引き下げ 年内追加利下げの可能性示唆
米連邦準備制度理事会（FRB）は連邦公開市場委員会（FOMC）で、政策金利を0.25%引き下げ4.75-5.00%にすることを決定しました。パウエル議長は記者会見で「インフレ率の低下傾向を受け、金融政策の正常化を進める」と説明。市場では年内にさらに0.5%の利下げが実施されるとの見方が強まっており、日本株にとっても追い風となる可能性があります。
東証プライム市場、時価総額が過去最高の890兆円に到達
東京証券取引所のプライム市場の時価総額が890兆円に達し、過去最高を更新しました。主要企業の株価上昇により、年初から約15%の増加となっています。特に、テクノロジー関連企業や自動車メーカーの株価上昇が全体を押し上げ。海外投資家からの資金流入も続いており、日本株への注目度の高さを示しています。東証は「企業価値向上の取り組みが評価されている」とコメント。
ソフトバンクグループ、第1四半期で過去最高益 AI投資が奏功
ソフトバンクグループは2025年3月期第1四半期決算で、純利益が前年同期比180%増の2兆3,400億円となり、四半期ベースで過去最高を記録しました。ビジョンファンドでのAI関連企業への投資が大幅な含み益を生み出したことが主因。孫正義会長兼社長は「AI革命の恩恵を最大限に享受できている」と述べ、今後もAI分野への投資を拡大する方針を示しました。